ペンキ職人クイズランキング(中級編)の問題解説

この問題も、塗装技能試験1級と2級の問題集の中から選んで出しました。
「やや専門的な知識」を要するような問題をピックアップしました。
問題の出題順番は乱数的となっています・・・。

Q. 漂白剤を塗布する場合に使用する刷毛で適切でないものは?
A. 漂白剤には、いろいろな薬品が使われているので、動物性の刷毛は不適である。
Q. オイルフィニッシュに使用したウエスは、一ヶ所にまとめておくと自然発火を起こしやすい。
A. ウエス類にしみ込んだオイルは、空気中の酸素と化合して発熱し、熱の放散が十分でないと、熱が蓄積して自然発火することがある。
Q. 室内の壁面を暗い色で塗装すると、明るい色で塗装した場合よりも奥行きが深く感じられる。
A. 明度の高い色は、低い色より大きく見える。壁面を暗い色で塗ると、壁面が小さく感じられ奥行きが深い感じとなる。
Q. 有機溶剤による中毒は、一般に蒸気を吸入することによるが、皮膚接触による中毒は原因としてはない。
A. 皮膚接触による中毒の防止として、保護服の着用や保護クリームの塗布による皮膚の保護が行われる。
Q. 短毛のローラーブラシは、凹凸のある被塗装物に適している。
A. 凹凸のある被塗装面のローラー塗装には、長毛のローラーブラシを使用して行う。
Q. リムバー(はく離剤)にパラフィンが入っているのは、溶剤の蒸発を防ぐためである。
A. 溶剤の硬化や膨張を利用してはく離を行うタイプのリムバーは、パラフィンが溶剤の揮発防止の目的で配合されている。
Q. 塗面にゆず肌が生じるのは、塗料の性質によるものであり、塗装条件や塗料の粘度を調整しても防ぐことは出来ない。
A. 塗面のゆず肌は、塗装条件や塗料の粘度を調整すれば防止することができる。
Q. 木材の節止め処理は、節にセラックニスを1〜2回拾い塗りするとよい。
A. セラックニスはアルコール以外の溶剤に溶けにくく、節の部分に含まれる樹脂や、上塗りする塗料中の溶剤に溶けにくい。
Q. アルミニウムペイントは、刷毛で塗るよりも、吹き付けて塗るほうが美しく仕上がる。
A. アルミニウムペイントに使用されるアルミ粉は、塗膜表面に浮き上がるため、刷毛目に影響されない分、金属光沢に近くなり、美しく仕上がる。
Q. 油性サビ止め塗料を塗った上に、ラッカーエナメルを直接塗ると、ひび割れを生じることがある。
A. ラッカーエナメルの中に含まれるラッカーシンナーによって、油性さび止めペイントが侵され、ひび割れを生じることがある。
Q. 塗膜に生じる欠陥のうち、かぶり、はじき及びゆず肌は、塗膜が乾燥した後に現れてくる欠陥である。
A. いずれも塗装時に発生する欠陥で、「かぶり」は高温多湿時の塗装で、「はじき」は素地に油や汚れがついているときに、「ゆず肌」は、塗料粘度の不敵と吹き付け距離の不適などで発生する。
Q. 塗膜のピンホールは、素地の腐食の原因になる。
A. ピンホールを通って水分が素地に触れ、金属などではサビが発生し、腐食することになる。
Q. ラッカーの刷毛塗りに用いる刷毛は、白毛の筋かい刷毛が最も適している。
A. ラッカー用の刷毛は、毛が柔らかく、塗料の含みがよい、羊毛や山羊毛を用いた白毛の筋かい刷毛が使用される。
Q. タールエポキシ樹脂塗料は、厚塗りに適した塗料である。
A. タールエポキシ樹脂塗料は、厚塗り用塗料として、自動車車体の耐震、耐衝撃などの目的のために使用されている。
Q. 過酸化水素水の使用は?
A. 過酸化水素には、漂白作用、殺菌作用があり、塗装では漂白作用を利用している。
Q. 塗膜の硬さを測定するのに鉛筆を用いる場合がある。
A. 日本塗料検査協会の検定をうけた鉛筆で、9H〜6Bまでの17種類ある。
Q. 古い塗膜の色と、着色した直後の色とを比べるときは、古い塗膜の表面を水でぬらして比べると違いがよくわかる。
A. 直後の塗膜は未乾燥の状態なので、古い塗膜の表面を水で濡らして比べるとその違いがよくわかる。
Q. 研磨の方法には、、との粉を水練りしたもので研磨する方法もある。
A. との粉を水練りしたもので磨くと、とぎ足(研いだときに出来たキズ)を除去して、半つやの平滑な塗面を得ることが出来る。
Q. 着色むらが最も生じやすい木材は?
A. すぎは、針葉樹で仮導管が多い材である。広葉樹に比べて繊維組織は細く、長く、やにが多い。一方、着色は染料溶液が細胞表面に吸着したり、木材中へ浸透しにくいところは着色が少なくなり、着色ムラが生じる。
Q. ブラッシングは、反応硬化型塗料よりも揮発性塗料に生じやすい。
A. ブラッシングは、ラッカーなど、揮発乾燥型の塗料の塗膜が乾燥するとき、塗膜表面が結露して生ずる。

いかがでしたでしょうか?わかれば、けっこうおもしろいものです・・・。
第3段、「上級編」を検討中です・・・