最終更新日2007.12.07

ここでは、ペンキの事を簡単に解説しています。

ペンキの歴史

ペンキって何?

ペンキの中身

ペンキの種類

素地に適した塗料

ペンキ塗りの話  ペンキを塗ろうっ! INDEXへ

  

ペンキの歴史

 もっとも古い塗料は、エジプトミイラの絵館で、オリーブ油で作られたものが使用されています。東洋では、秦の始皇帝の朱色の寝台には漆が塗られていました。

 わが国でペンキと言われるものが使われ始めたのは、江戸時代後期の安政年間からです。開国による洋式塗料の出現、あるいは長崎のオランダ人を通じて使用されました。それまでは、「漆工技術」が主体でした。

 明治時代に本格的な洋式塗料による塗装が、建築様式の変化とともにさかんとなり、明治14年に初の国産の塗料が作られました。

 大正時代の戦争を契機に、本格的な塗料の研究がおこなわれました。しかし、第2次世界大戦では海外からの原料調達が出来ずに、開発は戦後までストップしてしまいます。

 戦後、昭和23年のあまに油の輸入をきっかけに、さまざまな樹脂が研究され、石油化学工業の発達とともに塗料も進歩してきました。

 そして今日、世界規模の環境破壊問題を考慮してのあたらしい塗料の研究に力が注がれています。


ペンキって何?

 「塗る」という簡単な操作で容易に被覆する事が出来る化学製品です。
 
 長所・・・塗る場所によりペンキの選択や塗り方を自由に決められ、費用も比較的少なくてすむ。

 短所・・・塗り替えによる定期的更新が必要とする。


ペンキの中身


 「膜として残る成分」の中にある「顔料」を取り除いたのが透明塗料です。
 
 使用される樹脂や混入されている他の材料の量や質によりペンキの効果が変わり、名称も違ってきます。

 「揮発する成分」は、塗膜として残りませんが、塗膜の形成を助ける役目をします。


ペンキの種類


油性系塗料

一般的に使われている塗料ですが、最近では水性系塗料とバトンタッチしつつあります。
塗料を塗りやすくするには専用シンナーを使います(灯油に似たような匂い)。
主に木の部分や鉄部に塗りますが、いろいろな種類があります。
塗料の劣化が始まると色が褪せたり、ポロポロ剥げるのが難点です。  

水性系塗料

塗りやすいように水で薄める事が出来る塗料です。
匂いがあまりしないことから、主流になっている塗料です。
研究開発が進み、利用範囲も広くなっています。
乾燥は湿気や温度に左右されやすいので、作業には考慮が必要です。

溶剤系塗料

下地の状態により仕上がりに最も差が出る塗料です。
揮発性のある引火性が高いシンナーを使う為、取り扱いに注意が必要です。
作業性は一番良いのですが、揮発したガスは体に悪く、地球の環境破壊の原因とされています。
車体の塗装に多く利用されていますが、最近では水性塗料に変わりつつあります。

弱溶剤系塗料

溶剤系塗料に利用されている樹脂を低臭で作業性を良くする為に開発された塗料です。
最近の建築塗装の主流として、水性系同様に多く利用されています。
防カビ・防汚染に効果を発揮する塗料が多くあります。

2液型塗料

主剤と硬化剤を混ぜると化学反応により乾燥する塗料です。
厚塗りが出来るのが特徴で、表面も硬かったり弾力があったりと、いろいろな用途に使われています。比較的、上品に仕上がるので、家具などに使用されています。
混ぜる配合を間違ったりすると、乾燥不備によるトラブルの原因になったりします。

染料塗料

木部に染み込ませる事により効果を発揮する塗料です。
防虫・防腐・防カビなどを目的に利用されていますが、ペンキやニスなどを塗った上への使用は出来ません。
ペンキのようにボロボロ剥げないのも特徴ですが、紫外線の影響を受けやすい塗料です。。

透明塗料

下地の状態を保護し、見せるのを目的とした塗料です。色の成分(顔料)を使っていない為に、紫外線の影響を
受け易く、特に木部への外部での使用は避けたい塗料です。
主成分である樹脂の種類により、長持ちの効果が左右されます。

自然塗料

最近、特に脚光を浴びている塗料です。「自然環境にやさしい塗料」です。
長所としては、塗りやすく、補修が簡単で誰でも塗れる。匂いが少なく、人体への害がほとんどない事です。
欠点としては、成分の対応年数が非常に短い為、塗り替えの期間が短い。作業の際の乾燥が遅いことです。

遮熱塗料

光触媒

素地に適した塗料

  素地(塗る表面)とペンキの相性を調べてみましょう。

(◎推薦 ○まぁいいかぁ △避けたい ●条件付き・・)

油性系塗料

水性系塗料

溶剤系塗料

弱溶剤系塗料

2液型塗料

染料塗料

透明塗料

自然塗料

木の部分

●(5)

鉄の部分

●(3)

風呂場

●(1)

●(2)

●(4)

セメントの部分

●(2)

●(2)

●(2)

サイディング

屋根瓦の部分

コロニアル瓦

 ●(1)・・・板壁の場合は不適です。下地の状態によっては「下地処理」を必要とします。
 ●(2)・・・セメント部へ塗る場合は、アルカリ性か否かを調べ、「下地処理」を必要とします。
 ●(3)・・・指定されている自然塗料、及び工程を行いましょう。
 ●(4)・・・板壁の場合のみに適用。
 ●(5)・・・外部には不適。


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